ワークの語源
このごろ言葉の使い方に関して気になることがあります。
それは、どのような意味でその言葉を使っているのか理解できないからです。
例えば、「ワーク」という言葉をとっても使う人、使う場所、使う分野にとってからり意味が違ってきます。
ワーク(work)とは、インドヨーロッパ祖語の「wérǵom」という単語が語源なり、「労働」「働き」「仕事」を意味する。またその単語は「werǵ」という単語が由来になっていてこれは「作る」を意味する。
現在の英単語として「work」と言った場合は上記の意味を内包し「労働」「仕事」「勉強」「学習」「職」「活動」「作業」「仕事に使う道具」「制作物」「~機構」「~づくり」「使う」「はたらきかける」のような様々な使われ方をしている。
日本で「ワーク」と言えば「仕事」の意味でよく使われている単語である。しかし、「ジョブ」という単語も「仕事」の意味でよく使われている。
この二つは以下のようなイメージで分けられている。
ワークは、「労働」、運動している状態や、様子などを表す。エネルギーが移動するような「仕事」を意味するとが多い。
ジョブは、「職業」、働いている身分や、立ち位置、運動の機構、方法などを第三者に伝えるときにこちらになりやすい。
また
「数えることができない仕事」-ワーク
「数えることができる仕事」-ジョブ
のような説明をすることもある。
※http://dic.nicovideo.jp/a/%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%AF より参照
心理学の分野でゲシュタルト療法では、
クライアントとファシリテーターが行なうセッションのことを、ワーク work と呼ぶ。
そこで、なんらかの悩みや課題を解決することを目指す。
米国由来の体験的心理療法では、クライアントとして、セッションをすることを大体、「ワークする」と呼ぶ。
ゲシュタルト療法は、基本的にはグループ・セラピーなので、ワークを希望するクライアントが手を挙げて、ファシリテーターと皆の前でワークをする。
※https://www.freegestaltworks.net/…/%E2%91%A0-%E3%83%AF%E3%…/
より参照
私は学生時代、指導教員から自分が使う言葉の定義を明確すること、使う範囲も含めどのような意味で使っているのかを明確にすることで相手に誤解を与える確率が少なくなると言われたことがあります。
少し硬い投稿になりますが、ご参考になれば幸いです。